6KとAlbemarle、サステナブルなリチウムイオン電池の材料を共同開発

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リチウム生産大手のAlbemarle(アルベマール)と独自のマイクロ波制御プラズマ技術で開発した材料を生産する6Kは、6Kが特許を有する高度でサステナブルな材料製造プラットフォーム「UniMelt」を用いたリチウム電池用材料の開発にかかわる共同開発契約(JDA)を締結した。

UniMeltは、マイクロ波を用いた6K独自の技術を利用し、連続フロー操作で高速に材料を製造する。ナノ/マイクロサイズの粉末合成、金属/セラミック粉末の球状化、高密度化、さらにはプラズマ溶射によるターゲット基板への成膜にも対応可能だ。

アルベマールリチウムのCTO Glen Merfeld氏は、「私たちはリチウムイオン電池の性能を飛躍的に向上させる、先進的なリチウム材料を開発しています。UniMeltはリチウム材料生産の革新的な反応経路を切り拓くもので、6Kとの連携は大きな可能性を秘めています」と、述べている。

同時に、UniMeltにはサステナブルな製造という面でもメリットがあるという。6Kによると、例えば電池生産量が16GWhの従来型正極製造工場をUniMeltに変更した場合、CO2排出量を70%、水の消費量を90%、排水量を100%削減でき、工場面積も50%小さくできるという。それぞれの年間削減量は、CO2排出量が1000万本の木に相当し、水の消費量は約10億リットル(630万バレル)、排水量で約11億リットル(700万バレル)にもなる。

Merfeld氏は「6Kの技術は、フットプリントの削減、より迅速な建設、現地化パターンの新モデルを可能にするモジュール製造の機会を創出するでしょう」とも述べており、今回の協業は先進的な材料を開発するだけでなく、将来の商業化に向けても強固な基盤を確立するものとなる。

また共同開発契約と並行して、アルベマールは6Kの既存出資者であるボルタ・エナジー・テクノロジーズを通じ、6Kに非公開で資本参加している。

関連リンク

ALBEMARLE AND 6K SIGN JOINT DEVELOPMENT AGREEMENT TO DEVELOP NOVEL LITHIUM BATTERY MATERIALS
UniMelt Microwave-Based Plasma Technology

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