自動運転支援システム用のレーダーセンサー向けに、ハウジング素材を開発 ランクセス

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Info graph which shows sensor moduls in a car

ドイツの特殊化学製品メーカー、ランクセスは2022年7月8日、自動運転支援システム用レーダーセンサーに適したハウジング素材を開発したと発表した。レーダー波に対する高い透過性を持ち、優れた加水分解安定性や寸法安定性のある素材で、車載用センサーを安全かつ強固に固定する。

同社のポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミドのコンパウンドを使った製品は、レーダービームの放射損失を最小にするために、低い誘電率(Dk)と損失係数(Df)を実現した。そのためコンパウンドに対し、一方向の減衰、周波数と材料の厚さの関数としての特定の透過性と反射の測定を含む、広範囲な試験を実施している。

また、レーザー透過溶着法を用いたコスト効率の高い生産体制も確立した。

近年の自動車は安全性向上のため、数多くの先進的な運転支援システム(ADAS)を搭載するようになった。自動運転技術の進展にともない、さらに需要の増加が見込まれており、ドイツの大手市場統計機関であるスタティスタによると、ADAS市場は2023年に320億米ドル規模に達し、年間成長率は17%になると予想されている。

ADASには、車両の周囲全体を監視するセンサーが不可欠だが、レーダーやレーザービーム、超音波などはハウジング素材に影響を受けるため、素材の選択はセンサーの性能を大きく左右する。同社では「利用が拡大しているADASレーダーの周波数77〜81ギガヘルツに適したDk値とDf値を実現するPBTを多数保有している」としている。

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