- 2022-8-6
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- 4ドアクーペ, AMG.EA, EV, F1, Gorden Wagener, Mercedes-Benz, Vision AMG, VISION EQXX, YASA, アキシャルフラックス技術, モノシリック彫刻
Mercedes-Benzは2022年5月19日、新型EVのコンセプトカー「Vision AMG」を発表した。スポーツタイプの4ドアクーペからは、オールエレクトリックの未来が垣間見えるとしている。
Vision AMGは、長いホイールベース、短いオーバーハング、力強いサイドライン、大径ホイール、特徴的なアクティブリアスポイラー、シンボルマークのスリーポインテッドスターを形作るヘッドライトと、最小限のつなぎ目で流れるように美しいボディは、まるでモノシリック彫刻のようだ。
EV専用「AMG.EA」プラットフォームを採用し、2022年1月に公開したEVコンセプトカー「VISION EQXX」をベースにしつつ、EQXXとは異なる見た目の美しさと空気力学的に優れた性能を備えている。専用の高性能高電圧バッテリーや画期的なドライブテクノロジーもゼロから開発した。心臓部ともいえるモーターには、子会社のYASAが誇るアキシャルフラックス技術を採用し、軽量小型ながら、従来の電気モーターを大きく上回るパワーを生み出すという。
さらに、カーボンファイバーパーツやホイールデザイン、ボディに描かれた星のペイントなど、F1で培った技術やデザインも多く取り入れている。
「Vision AMGは、ブランドの美学に忠実であり続けると同時に、Mercedes-AMGでは電動化がどのようなものになるかを、目を見張るようなスタイルで示している」と、CDO(最高デザイン責任者)のGorden Wagener氏は語り、Vision AMGは美しさと非凡さというブランドの持つ両極性の化身だと表現している。
なお、同社は2021年7月に、2025年以降の新型車は全てEVとすることを表明している。
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