省実装面積の降圧DC/DCスイッチングレギュレータを発売―― PWM/PFM自動切り替え機能を搭載 日清紡マイクロデバイス

日清紡マイクロデバイスは2022年10月12日、PWM/PFM自動切り替え機能を搭載し、同期整流方式で最大出力電流2Aの降圧DC/DCスイッチングレギュレータ「NC2600」シリーズを発売した。外形寸法が小さな周辺部品を使用しても動作する。サンプル価格(1000個購入時の参考価格)110円(税込)。

NC2600シリーズは、発振周波数4MHzの同期整流・降圧DC/DCスイッチングレギュレータで、WLCSP-8-P11と開発中のDFN2020-8-GTの2つの小型パッケージを展開する。サイズは、WLCSP-8-P11が1.62×0.98×0.4mm、DFN2020-8-GTは実装が容易な表面実装タイプで2.0×2.0×0.6mmとなっている。

最大電流2Aまで対応しながら、小型パッケージを採用していることに加え、外形寸法が小さな周辺部品を使用しても動作するように設計しているため、周辺部品を含め、省実装面積で電源部品を配置できる。

さらに、PFM(Pulse Frequency Modulation)モードと、PWM(Pulse Width Modulation)モードを自動で切り替える機能を搭載。出力電流に応じて自動でPWMとPFM動作が切り替わるため、軽負荷時でも重負荷時でも効率よく電圧変換できる。

入力電圧範囲は2.3~5.5V、最大定格は6.5V。出力電圧は、IC内部で設定されている電圧固定タイプと、外部の抵抗素子で出力電圧を設定する電圧外部設定タイプを用意する。また、パワーグッド機能と、ソフトスタート時間可変機能を搭載。NC2600シリーズを使用することで、複数の電圧が必要なデバイスを駆動する際に、電源シーケンス制御をする外付け部品が不要となる。

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