米空軍の無人機「XQ-58A Valkyrie」、敵の探知を回避する自律飛行に成功

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True Runway Independent Launch System(Kratos Defense & Security Solutions, Inc.)

無人航空機システムを開発する米Kratos Defense & Security Solutionsは2022年11月3日、無人機「XQ-58A Valkyrie」の試験飛行のなかで自律飛行に成功したと発表した。

この試験飛行は同社が「Block 2 Valkyrie Maturation Program」と呼ぶもので、米空軍研究所(AFRL)参加のもと、Yuma試験場にて実施した。今回の飛行実績は、以前の認定時と比較して距離、高度、ミッション重量、飛行範囲のいずれも上回った。

試験飛行したXQ-58Aは、暗号化機能と耐障害性を高める冗長化構成を特徴とした、無線通信パッケージを運用した。なかでも特筆すべきは、XQ-58Aが無線通信の圏外に出た場合を想定したミッションシナリオだ。電波を発信しない自律飛行が成功すれば、基地に帰還する途中で敵に探知されるリスクを軽減できる。試験飛行の最終段階では、XQ-58Aとの無線リンク切断を想定したシナリオに沿って、目標の着陸地点に自律的に帰還する能力を証明した。

今回の成功は、AFRLの自律協調実現技術(ACET)の開発推進をサポートする同社にとって、重要な実績になる。ACETの主眼は、戦闘機の協調飛行を目指す「自律協調プラットフォーム(ACP)」の開発にある。今回の自律飛行の成功により、XQ-58Aの同プラットフォーム実験への参加準備が整った。

関連リンク

Kratos, USAF Further Advance Capabilities in Successful XQ-58A Valkyrie Block 2 Flight Focused on Operational Aspects
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