Hiltonホテルが宇宙飛行士向けの施設設計に参画

宇宙インフラの開発などを手掛ける米Voyager Spaceが2022年9月20日、同社が計画する商用宇宙ステーションStarlabの施設設計に、ホテル大手の米Hilton Worldwide Holdingsが公式ホテルパートナーとして参画すると発表した。今後、ホスピタリティ・スイートや寝室、共同スペースなどを共同開発する。

Starlabは、国際宇宙ステーション(ISS)の後継として、2021年にNASAから 1 億 6000 万ドル出資された。最大4人までの宇宙飛行士を受け入れ、2027年から運用開始される。Hiltonと宇宙と言えば、1968年に公開されたスタンリー・キューブリック監督のSF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」のワンシーンで、宇宙ステーション内にHiltonのカウンターが登場する。Starlabが計画どおり稼働すれば、宇宙でHiltonに宿泊するというフィクションが約60年越しに現実となる。

Hiltonの社長兼CEOであるChristopher J. Nassetta氏は、「Hilton は1 世紀以上にわたり、お客様の体験価値を高め、新しい旅行先を開拓できるよう取り組んできました。今回の歴史的な共同開発は、地上でも宇宙でもフレンドリーで信頼できる滞在先を提供するという私たちのコミットメントを明確に示すものです」と説明した。

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