魚が好きな高校生、世界で初めてエンゼルフィッシュのゲノム解析に成功

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17歳の高校生、Indeever Madireddyさんは、世界で初めて淡水熱帯魚エンゼルフィッシュのゲノムを解析した。クラウドファンドで資金を募り、コミュニティラボの装置を使って解析した結果を、査読付きジャーナルに発表している。

Madireddyさんは魚が大好きで、自宅で100匹以上の魚を飼育している。行ってみたい国トップ3は、オーストラリア、ペルー、日本で、日本では鯉を見たいと語り、将来は熱帯魚の店を持つのが夢だという。熱帯魚としておなじみのエンゼルフィッシュ用の水槽もあり、何匹も卵から育てているという。

エンゼルフィッシュは、赤、黄、黒とカラーバリエーションが豊富で、色合いや模様もさまざまだ。魚の遺伝子情報が分かれば、ブリーダーはもっと美しく鮮やかな個体を生み出せるかもしれない。しかし、これまでエンゼルフィッシュのゲノム解析は行われていなかった。

Madireddyさんが住むカリフォルニア州には、非営利のコミュニティラボ「BioCurious」があり、誰でも手頃な価格で装置を使うことができる。MadireddyさんはBioCuriousの装置を使って、自然死したペットのエンゼルフィッシュの筋肉と皮膚の組織を-80℃で保存した後、シーケンサーで塩基配列を決定し、再構築(アセンブリ)することに成功した。

研究資金の一部はクラウドファンディングで募り、約1000ドル(約14万円)を調達している。支援者の1人で、BioCuriousのJohan Sosa氏は「このプロジェクトは、淡水エンゼルフィッシュの核ゲノム配列を世界で初めて解析するものになるだろう。DNA配列が分かれば、世界で最も人気のある観賞魚の1つについて、新しい知識の扉が開かれる。Indeeverさんには、これを成し遂げるための技術と経歴がある」と評価している。

Madireddyさんは、ツイッターで「この面白いプロジェクトが、こんなに話題になるとは思わなかった!私は、実際に亡くなったペットを研究に利用した。自分の魚はもう生きていないが、その一部が永遠に生き続けていることがうれしい!」と語っている。

選挙で選出されたアフリカ初の女性大統領エレン・ジョンソン・サーリーフの「もしあなたの夢が怖気づくようなものでなければ、それは大きな夢ではありません」という名言を好きな言葉の1つに挙げるMadireddyさんは、エンゼルフィッシュのゲノム解析とは別に、Davidson Instituteより1万ドルの奨学金を得て、ヒトの免疫システムをウイルス感染から守るための研究もしている。

関連リンク

Sequencing the genome of the freshwater angelfish
Indeever Madireddy(twitter)
Indeever Madireddy(Davidson Institute)

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