培養鶏肉市販化へ­­――FDA、GOOD Meatに対して食品安全性を承認

アメリカのフードテック企業Eat Justの培養肉部門であるGOOD Meatは2023年3月21日、培養肉の市販前協議の一環として、FDA(アメリカ食品医薬品局)から「問題なし」との通知を受け取ったことを発表した。

この通知は、FDAが慎重かつ厳格な評価の末、同社の培養鶏肉の食品安全性を承認したことを意味する。培養肉とは、動物を飼育および屠殺することなく、動物の細胞を培養して作られる新しいタイプの肉や魚介類だ。

同社による安全性と品質の検証によれば、培養鶏肉は従来の鶏肉と比較して微生物がはるかに少なくクリーンであるという。また、高タンパク質でバランスの良いアミノ酸プロファイルを有し、ミネラルも豊富であると分析されている。

同社は現在、アメリカのレストランや小売店でGOOD Meatを提供するための次のステップとして、アメリカ農務省と協力して必要な認可手続きを進めている。世界的に著名なシェフで人道主義者のJosé AndrésがワシントンD.C.のレストランにて、GOOD Meatのチキンをアメリカで初提供する予定だ。

関連情報

GOOD Meat | GOOD Meat, the World’s First-to-Market Cultivated Meat Company, Receives U.S. FDA Clearance

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