タイヤは丸いとは限らない——タイヤが三角形でもスムーズに乗れる自転車を製作

The Q/YouTube

ウクライナ発のDIY系YouTubeチャンネル「The Q」は2023年5月19日、タイヤが三角形の自転車を制作する過程とデモンストレーションを公開した。

タイヤは、球面三角形とも言われる定幅図形「ルーローの三角形」で作られている。正三角形の各頂点を中心、各辺を半径とする3つの円が重なったところにできる、三辺が少し膨らんだ三角形だ。ルーローの三角形は同じ高さを保って転がれるのが特徴で、ロータリーエンジンのローターの形状もその一例だ。

ただし、ルーローの三角形は同じ高さを保って転がることができるという特徴はあるものの、三角形の重心は上下するため、そのままフロントフォークやシートステーに直結したのではボディが上下に振動して、自転車としては乗りにくいものになる。そこで前後タイヤの支持部はスイングアームを介して上下にストロークできる構造とし、タイヤの上部はフレームに設けたフラットローラーを使ってフレームを支えるという、工夫を凝らしている。

The Qではほかにも、タイヤを2分割した自転車などの動画を公開している。

関連情報

Who said wheels have to be round? – YouTube

関連記事

ウクライナのYouTubeチャンネル、半円形のタイヤで走る自転車を製作

関連記事

アーカイブ

fabcross
meitec
next
メルマガ登録
ページ上部へ戻る