- 2018-1-27
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- Amazon Alexa, BYTON, BYTON Life, Shared Experience Display, SUV
中国を拠点とするスタートアップBYTONは、CES 2018においてSUVタイプの電気自動車コンセプトカー「BYTON Concept」を発表した。
BYTON Conceptは、全長4850mm、ホイールベース2945mmのミッドサイズSUVだ。エアロダイナミクスを意識した滑らかなボディも目を引くが、最も特徴的なのはそのインテリアだ。既存のメーターパネルやセンターコンソールの代わりに、125×25cmの大型タッチパネルスクリーンが装着されている。「Shared Experience Display」と呼ばれるこのワイドなスクリーンと3枚の補助スクリーンにより、同乗者とのコンテンツ共有も容易にできる。
各種コントロールには、音声認識、タッチコントロール、ジェスチャー、顔認識を組み合わせ、Amazon Alexaとの連携も可能だ。また「BYTON Life」と名付けられたオープンデジタルクラウドプラットフォームと各種アプリケーションにより、ユーザーが所有する各種デジタルデバイと統合したコネクティビティを実現する。
市販バージョンでは、71KWhバッテリーを搭載して航続距離400kmの後輪駆動モデルと、95KWhバッテリーで520kmの走行が可能な4輪駆動モデルを予定する。急速充電を使えば30分で80%の充電が可能だ。パワートレインとして、後輪駆動モデルが1モーター200kW(400Nm)、4輪駆動モデルが2モーター350kW(710Nm)を搭載する。
同社によれば、新型SUVは2019年に中国、2020年に北米と欧州での販売を予定しているという。推定価格は4万5000ドルほどで、2019年にはレベル3の自動運転を実現、2020年にはソフトウェアのアップデートにより、レベル4に対応するとしている。