Blackberryの物理キーボードを持ったチャット専用デバイス「Beepberry」

かつて流行したモバイル端末Blackberryの物理キーボードを搭載し、高解像度ディスプレイを組み合わせた端末、「Beepberry」が発売された。Beepberryは、iMessage、WhatsApp、Signalなど15種類のチャットサービスに接続できる統合アプリ「Beeper」が動作する。

開発者のEric Migicovsky氏のTwitterでの説明によれば、Beeperを使ってチャットするために設計した、ハッカー用のポータブルコンピューターだ。

同氏は、友人や家族と連絡を取り合える「週末用」のデバイスが欲しかったとのこと。そのために、Raspberry Piを搭載し、家中でチャットするのに便利な、物理キーボードを持った、ハッキング可能な小型の電子ペーパー画面を企画したという。

Beepberryの寸法は74×104×15mmだ。機能構成は、超低消費電力の2.7インチで解像度400×240のシャープ製メモリ液晶、シングルボードコンピューターRaspberry Pi Zero W(オプション)が主な特徴だ。

さらに、プログラム可能なサイドボタン、オンボードRP2040 MCU(キーボードと周辺機器の接続用)、USB-Cのプログラミングおよび充電機能、容量2000mAhのリポバッテリー、オープンソースのハードウェアとソフトウェアなどが付属する。

価格と出荷時期は、Raspberry Pi Zero W非搭載版が79ドル(約1万1000円)で2023年8月出荷予定。搭載版は、99ドル(約1万3900円)で2023年9月出荷予定だ。2023年6月16日現在、どちらも公式サイトでは既に完売している。

関連情報

Eric Migicovsky(Twitter)
Beepberry(SQFMI x Beeper)

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