米Boeing、オーストラリアで開発された無人戦闘機「MQ-28 Ghost Bat」のアメリカでの画像を公開

米Boeingのボーイング防衛・宇宙・セキュリティ部門(BDS)は、2023年5月26日、オーストラリア空軍向けに開発された戦闘機並みの性能を発揮する無人航空機「MQ-28 Ghost Bat」(以下、MQ-28)の写真を公式Twitterアカウントで公開した。

撮影日時と場所は明かされていないが、米海軍向けに開発中の艦載無人空中給油機「MQ-25 Stingray」と一緒に撮影されており、MQ-28がテストのためにアメリカに到着したことを同社は認めていると報じられている。

MQ-28は、人工知能(AI)を利用して情報収集・警戒監視・偵察(ISR)から戦術的早期警戒までこなす新型無人航空機で、既存の軍用機と連携して空中での任務を補完することが期待されている。

MQ-28の全長は11.7m。2000海里(約3700km)以上の距離を飛行可能で、他の航空機との安全な距離を保ちながら、AIを活用して単独飛行したり有人航空機を支援したりする。センサーを搭載し、ISRや戦術的早期警戒などのミッションを支援する。

同社の防衛ポートフォリオに加わったこの最新型航空機は、アメリカ国外における新型無人航空機プログラムに対する同社最大の投資となっている。同機は世界の防衛産業の顧客に革新的な能力を提供するために設計されており、国ごとのニーズに合わせてミッション化することが可能だという。

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