米空軍、遠隔操作無人機に対電子戦装置「Angry Kitten」を搭載し初飛行――今後1~2年で最良のTTPs開発を予定

米General Atomics Aeronautical Systems(GA-ASI)は、2023年7月20日、米空軍が2023年4月27日に電波妨害(ジャミング)などを行う電子戦対抗ポッド(Electronic Warfare Countermeasure Pod)「ALQ-167」を遠隔操作無人機に搭載し、初飛行していたことを公表した。

「Angry Kitten」とも呼ばれているALQ-167は、ジョージア工科大学研究所(GTRI)が開発し米空軍に納入している。F-16戦闘機などへの搭載実績があり、今回、MQ-9Aへの統合はGA-ASIが担った。

ALQ-167を統合したGA-ASIの国防総省(DoD)戦略開発担当部長であるPatrick Shortsleeve氏は、「この電子戦闘能力をMQ-9Aに搭載して飛行させることは、将来の航空機でもこの能力を使用できる可能性を示している」と指摘する。

米空軍は、今後12~24カ月の間、Angry Kittenを搭載した飛行を継続し、最良の戦術、技術、手順(TTPs:Tactics, Techniques, and Procedures)を開発する計画だ。

関連情報

USAF Flies with Angry Kitten Jamming Pod | General Atomics Aeronautical Systems Inc.

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