36エクサフロップスの演算能力を持つ、スーパーコンピューターネットワーク構築へ

Photo: Rebecca Lewington/ Cerebras Systems

米Cerebras Systemsとアラブ首長国連邦のG42が2023年7月20日、9台のスーパーコンピューターを相互接続し、36エクサフロップスを発揮する世界最大級のAI訓練用ネットワーク「Condor Galaxy」を発表した。さらに、9台のうち初号機となる「CG-1」の運用をカリフォルニア州で開始した。

CG-1は、5400万のコアを有し、16ビットでの性能において、「富岳」のブーストモードでの理論最高値より約2倍高い、4エクサフロップスの演算能力を持つ。Cerebras独自の小型AIシステム「CS-2」64台にリンクしており、AIの学習にかかる時間を大幅に短縮できる。両社は、同システムをクラウドサービスとして顧客に展開するという。

今後はCG-1に加え、2024年初頭に2台目、3台目のスーパーコンピューターをアメリカに配備、2024年内には9台全てをネットワークに接続し、36エクサフロップスの演算能力を実現する計画だ。

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Cerebras and G42 Unveil World’s Largest Supercomputer for AI Training with 4 exaFLOPs to Fuel a New Era of Innovation

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