環境負荷を低減する「軽量・コンパクト コラムアシストタイプ電動パワーステアリング」を開発 ジェイテクト

ジェイテクトは2023年11月21日「軽量・コンパクト コラムアシストタイプ電動パワーステアリング(C-EPS)」を発表した。軽量、コンパクトをコンセプトに開発され、2023年11月17日に中国の广州汽车集团が発表したミニバン「E8」に採用されている。

ステアリングシステムは、自動車の「曲がる」機能を担っており、同社のC-EPSはパワーアシストユニットをステアリングコラムに配置するタイプとなる。開発品は中国現地法人と連携し、設計、製造、調達をゼロから見直し、開発した。

ステアリングコラム搭載位置

EPSには、モータの回転力をステアリングアシストに必要な駆動力に増幅する減速機を搭載しており、高強度かつ高減速比タイプを採用した。モータの出力を抑えることにつながる高減速比化により、モータを小型化している。これにより、減速機~モータ長を従来比8%削減、C-EPS全体質量で従来比11%低減している。また、小型化した新開発モータでは、モータのトルク変動を同社独自の補正制御で抑制。モータ作動音を従来比50%以上低減している。

C-EPSは、衝突の際にドライバーへの衝撃を吸収し、傷害を軽減させる衝撃エネルギー吸収構造を有している。トルクセンサ部を小型化した開発品は、衝撃エネルギー吸収ストロークを従来比15%増加でき、コンパクト化と衝突安全性能の向上を両立した。

今後、開発品は中国のみならず、世界中の自動車メーカーに提案を進めていく。

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「軽量・コンパクト コラムアシストタイプ電動パワーステアリング(C-EPS)」を新開発~広州汽車 E8に採用~|ニュース|株式会社ジェイテクト

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