ノルウェーのAker Solutions、新しい海中送電システムを開発

ノルウェーのAker Solutionsは、洋上風力発電向けの新しい送電システム「Subsea Collector」を開発した。従来の洋上風力発電の送電システムはデイジーチェーン方式を採用していたが、Subsea Collectorはスター型に電力ケーブルを接続する。

Subsea Collectorの主部品は、66kVの水中コネクションシステムと、制御およびデータ収集機能を持つスイッチギアで、洋上風力発電のトータルコスト削減に寄与する。Aker Solutionsの初期調査では、1GWの浮体式洋上風力発電所につき10%のコスト削減効果があった。

同社はMarine Energy Test Centre(MET Centre)とfront-end engineering and design(FEED:フロントエンドエンジニアリングおよび設計)契約を結び、Subsea Collectorを提供する。MET Centreはノルウェー・カルム島南西沖10kmのテストエリアで、現在2基の浮体式洋上風力発電を運用している。今後は7基まで増設する計画で、Subsea Collectorの有用性に期待を示している。

関連情報

Aker Solutions to pilot floating-wind power hub | Aker Solutions

関連記事

アーカイブ

fabcross
meitec
next
メルマガ登録
ページ上部へ戻る