三菱ケミカルグループは2024年2月9日、生分解性バイオポリエステル樹脂「SA916N」および「SA916F」を開発したと発表した。
両樹脂は、自然界の微生物による分解が可能。バイオマス度が60%以上と高く、柔軟性や加工性、裂け強度にも優れる。レジ袋や食品包装、農業用マルチフィルムといった用途に適する。
日本および欧州にて、2024年1月よりサンプルワークを開始。続いてアメリカでも開始する計画となっている。
同グループは、コンポストを用いた崩壊性試験を社内で実施した。厚さ50μmのSA916Nフィルムを60℃のコンポストおよび土壌に設置し、31週でほぼ分解されることを確認している(冒頭の画像)。
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生分解性バイオポリエステル樹脂を新規開発~高いバイオマス度、柔軟性、高い裂け強度、優れた加工性を実現~ | 2024年 | ニュースリリース | 三菱ケミカルグループ