サプライチェーンデータを資産化するAI見積クラウドの提供を2024年4月から開始 キャディ

キャディは2024年2月28日、サプライチェーンデータを資産化するAI見積クラウド「CADDi Quote(キャディ クオート)」の提供を2024年4月より開始することを発表した。図面データ活用クラウド「CADDi Drawer(キャディドロワー)」の新アプリケーション第一弾となる。

CADDi Quoteは、製造業が調達する際のサプライヤー選定を自動化することに加え、見積の送付、管理、査定を効率化、高度化する。また、CADDi Drawerとシームレスに連携する。見積依頼、見積案件管理、相見積比較、見積情報の一元管理まで、一気通貫で顧客の見積業務プロセスを効率化、標準化できる。さらに、価格査定とサプライヤー選定を最適化し、原価低減をサポートする。

「CADDi Quote」のサービス概念図

CADDi Drawer上の図面データは、CADDi Quoteと連携することで、見積査定業務を効率化でき、見積情報をベースとしたサプライチェーンのデータを蓄積できる。

特に図面品(加工品)に対し、CADDi Drawerとの連携によって、独自の見積依頼のUX、使いやすさを提供する。AI類似図面検索で、過去の類似図面から自動的にサプライヤ-を選定、価格を査定する。CADDi Drawerに自動で、CADDi Quoteで収集した見積価格などの情報を連携、資産化していくことで、図面に紐づく見積~受発注までの取引データを活用した設計、調達、品証業務を高度化する。

CADDi Quoteは、CADDi Drawerに保存されている図面群の中から、見積手配をしたい図面を選択し、一括で取り込める。

また、過去の類似図面の発注実績をもとに、AI自動選定機能が、見積をしたい図面ごとの見積依頼先サプライヤーを自動で選定する。

CADDi Quoteから見積依頼を受けた各サプライヤーは、Web上で見積を回答する。バイヤー側の回答比較画面上には、自動で各サプライヤーからの見積回答結果が即時に反映され、品目ごとに横並びで一覧化し、簡単に比較できる。

関連情報

製造業の見積活動を効率化・自動化する新アプリケーションAI見積クラウド「CADDi Quote」を公開 | キャディ株式会社

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