- 2024-3-18
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- BYD, DiLink150, DiSus-X, Dynaudio Evidence, e4プラットフォーム, EV, U9, インテリジェント車両制御システム, 仰望(Yangwang), 電動スーパーカー, 電気モーター
中国のEV大手であるBYDは、2024年2月26日、同社の高級ブランド「仰望(Yangwang)」から、初の電動スーパーカーモデル「U9」を発表した。最高速度は時速309.19kmで、停止した状態から時速100kmまで2.36秒で加速する。
U9の1300馬力、最大トルク1680N・mの出力は、4つの独立した電気モーターをコアとする「e4プラットフォーム」が供給する。また、ブレーキング、加速、コーナリング時の挙動は、インテリジェント車両制御システム「DiSus-X」が制御する。
条件の厳しいサーキット走行に対しては、熱管理システムの精密な制御によって、最大冷却能力を100%向上させた。他に、放電と冷却機能を支える「ブレード・バッテリー」や、最大500kWの超高速充電技術などを備える。
また、通信機能として、5Gチップを内蔵した「DiLink150」インテリジェントプラットフォームを搭載する。この機能は、レース走行を想定したもので、中国全土の約30のレース場の詳細情報を提供する。
車内は2座席で、座席レイアウトを4通りにアレンジできる。オーディオシステムは、Dynaudio Evidenceシリーズの製品を搭載する。価格は168万人民元(約3470万円)で、2024年夏から納車を開始予定だ。