仏CGG、エネルギー源としての海洋地熱のポテンシャルを概説するホワイトペーパーを発表

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地球科学およびデータサイエンスなどに関するデータやソリューションなどを提供する仏CGGは、海洋地熱エネルギーが持つ、グリーンエネルギー源としての可能性についての概要をまとめ、その開発の枠組みを示すホワイトペーパーを発表した。

CGGは、世界の主要な海洋に存在する、海洋底拡大の中心部やその近傍の地溝系に、未開発の地熱資源が広大に存在すると指摘している。

このような沖合地域は、地熱資源を利用した発電だけではなく、淡水、グリーン水素、アンモニアも併せて生産できる最適な立地である可能性を秘めており、拡張性のあるグリーンエネルギー・ソリューションとしてCGGは注目している。

CGGは、地球規模の地熱データのキュレーションや、地下イメージング技術、機械学習を活用した地質学に関する解釈能力で業界をリードする知見を有しており、これらの強みは洋上での地熱井の適切な配置や製造に役立つだろうと同社は強調している。

CGGの地球科学担当エグゼクティブ・バイスプレジデント(EVP)であるPeter Whiting氏は「将来のエネルギーミックスにおいて、ベースロード資源としての地熱エネルギーはより大きな役割を持つと確信している」とコメントした。

CGGは、海洋地熱資源の研究、探査、開発などに役立つ地質学的、地球物理学的、工学的技術の新しい組み合わせに関する特許出願を公開している。同社が特許を取得することにした理由は、海洋地熱資源の開発を遅らせるような特許取得者が存在しないようにするためだという。

関連情報

CGG: CGG Releases White Paper on Potential of Offshore Geothermal Energy as a Future Global Resource

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