アメリカンマッスルカー「Dodge Charger」が、EV版を含めてモデルチェンジ

米Dodgeは、2024年3月5日、同ブランド初の電動自動車(EV)を含む「2024 Dodge Charger」を発表した。初代のChargerは1960年代に登場し、今回、EV版として最高出力670馬力の「Daytona Scat Pack」と、496馬力の「Daytona R/T」を用意した。

今回発表したDodge Chargerシリーズは、全モデルが全輪駆動だ。なかでも、EVで670馬力のDaytona Scat Packの加速性能は、0-時速60マイル(時速約97km)が3.3秒、クォーターマイル(約402m)が推定で11.5秒だ。

インテリアデザインには、車両イベントやドライバーの選択入力に反応する64色のアティテュード・アジャストメント・インテリア・ライティングを採用し、EVモデルには、特許出願中のエキゾーストシステムを装備し、通常のバッテリーEVとは一線を画すサウンドを備える。加えて、Daytona R/Tは、ステアリングホイールのボタンの操作で15秒間、40馬力向上する「PowerShot」機能を標準装備する。

足回りは、ブレンボ製のブレーキシステムを採用しており、16インチローターとフロント6ピストン、リア4ピストンの固定式キャリパーが組み合わされている。ホイール径はDodge Charger史上最大の20インチで、タイヤ幅はフロントが305、リアが325だ。

EV版の「Daytona Scat Pack」と「Daytona R/T」に共通する外観の特徴は、ボンネット上に気流を通す「R-Wing」と命名された形状で、これによって走行時のダウンフォース強化を狙っている。

生産開始は、EV仕様で2ドアクーペのDaytona Scat PackとDaytona R/Tについて、2024年半ばを予定している。また、4ドアで3リッターガソリンエンジン搭載モデル「SIXPACK」は、高出力版「H.O.」と標準出力版「S.O.」の生産が、2025年に計画されている。

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