転がり摩擦を2割低減する第7世代低フリクション円すいころ軸受を開発 日本精工

日本精工は2024年3月28日、従来の製品に比べて転がり摩擦を2割低減した第7世代の「低フリクション円すいころ軸受」を開発したと発表した。2030年の年間売り上げ150億円を目指し、量産化を急ぐ。

新製品は、ころ数を最適化することで転がり摩擦を低減し、従来品に比べて全回転域で平均20%の低フリクション化を実現した。また、内輪と外輪の軌道面を樽状にしてエッジロードを低減する特殊クラウニング技術や、潤滑不足の状況下での焼付きを防ぐために保持器ポケット部のころ端面と接触する部位に微細溝を加える微細溝保持器技術なども活用し、製品の長寿命化も図った。

新製品は、現有設備で生産が可能で、同社は早期の市場投入を図る。また、「ころ数の最適化」は、従来の低フリクション円すいころ軸受にも適用が可能となる。

円すいころ軸受は、自動車のタイヤ側の低回転高荷重環境で使用されることが多いため、円すいころ軸受のフリクションを低減できれば、パワートレインユニットの効率向上に貢献する。特に、近年は電気自動車(EV)の普及が進む中、低フリクションに対するニーズが一層高まっている。

同社は、エンジン車からEVまで全ての自動車において、燃費向上や電費向上による航続距離延長に貢献する製品だとしている。

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第7世代「低フリクション円すいころ軸受」を開発 | ニュース | 企業情報 | 日本精工(NSK)

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