航空機に曳航される貨物用グライダー「Aerocart」――単位重量あたりの運用コストを65%削減

米Aerolaneは、自律飛行する貨物用グライダー「Aerocart」を開発し、航空輸送の課題に挑んでいる。Aerocartは、動力を持つ航空機(主機)の後流に乗って、曳航されるように「サーフィン」しながら、高い燃費効率で貨物を輸送する。

Aerocartの飛行原理は、第ニ次世界大戦で用いられていた「曳航グライダー」の原理を発展させたものだ。さらには、渡り鳥のV字型の編隊飛行からもヒントを得ている。

曳航式の貨物グライダーは、概念上、どのような飛行機の後方でも飛行できるため、航空機の積載容量を即座に増加させる手段となる。同社はこの利便性を、航空輸送における真の「ドロップイン」アップグレードだと説明する。

燃料消費量は、主機となる機体では増加するものの、複数機を運用する場合に比べて、単位重量あたりの運用コストを65%削減し、環境負荷の低減にも大きく貢献しうる。

同社では、すでにFAA(アメリカ連邦航空局)と連携したテスト飛行が2022年から進行中で、Aerocartの運行開始は2025年の予定だ。また、1機の主機で複数機のAerocartを牽引、あるいは1回の離陸で複数の目的地にサービスを提供する形態も視野に入れている。

関連情報

Aerocart – Aerolane

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