- 2024-6-6
- 製品ニュース, 電気・電子系
- LDM, スパッタレス, レーザアプリケーションラボ, レーザー光, レーザー発信器, 光ファイバー, 古河電気工業, 日亜化学工業, 日亜化学横浜研究, 青色LDM, 青色レーザー, 青色レーザーダイオードモジュール
古河電気工業は2024年6月4日、日亜化学工業と共同で、従来比1.5倍以上となる出力800W(コア径110μm)の青色レーザーダイオードモジュール(LDM)を開発したと発表した。古河電気工業は、レーザー発振器に開発した青色LDMを搭載し、光ファイバーからの輝度で世界最高レベルとなる出力5kW(コア径300μm)を達成している。
出力5kWは、これらの光出力を光ファイバーのまま結合部品(コンバイナ)で1本の光ファイバーに結合させて達成している。1本の光ファイバーからレーザー光が出力されるため、ガルバノスキャナ等の光学系との親和性が高く、製造装置の構成を簡略化できる。また、製造時に高速で加工できる。
発振器はスパッタレスの条件範囲が拡大しており、同社従来比で4mm厚の銅の溶接時間を3分の1まで短縮できる。また、青色レーザー単体での溶接にも対応。xEV用モーター巻線の場合、従来のハイブリッドレーザーシステムと比べ溶接時間を20%程度短縮できる。
神奈川県横浜市の日亜化学横浜研究所のレーザアプリケーションラボでは、開発した青色レーザーを用いた加工実験ができる。
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