次世代スパコン「TSUBAME4.0」の稼働を開始 東工大

東京工業大学 学術国際情報センターは2024年6月6日、次世代スパコン「TSUBAME4.0」の稼働を2024年4月1日に開始したと発表した。東工大のスパコン「TSUBAME」シリーズの最新システムで、すずかけ台キャンパスにて稼働を開始した。

TSUBAME4.0は、TSUBAMEシリーズの特徴であるGPUを大幅に活用し、TSUBAME3.0からの継続性を保ちつつ、性能や利用しやすさを5.5~20倍向上している。

科学技術計算で主に利用される64bitの倍精度は、TSUBAME3.0比5.5倍となる66.8ペタフロップス、AIで利用される16bitの半精度はTSUBAME3.0比20倍となる952ペタフロップスの性能を有する。現存する国内の研究、教育機関のスパコンの中では、スーパーコンピューター「富岳」に次ぐ2位相当となる。計算ノードおよび台数は、HPE Cray XD665、240台となっている。

また、シリーズ初の試みとしてラックデザインの公募を実施。4羽の「つばめ」が自由な流線を描きながら、どこまでも無限に広がる世界を羽ばたいていく様子を表すデザインを採用している。

TSUBAMEシリーズの利用は、学内研究者に加え、学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点(JHPCN)、革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)などの共同利用プログラムを通じて、学外研究者や企業研究者などに開かれている。

2024年10月に東京医科歯科大学と統合し、新たに東京科学大学(Science Tokyo)として目指す「コンバージェンス・サイエンスの展開」においても、TSUBAME4.0は今後不可欠な計算資源インフラとして貢献していく。

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東工大のスパコンTSUBAME4.0の運用を開始 「もっとみんなのスパコン」として幅広く研究・教育を支援 | 東工大ニュース | 東京工業大学

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