NASAとGE Aerospace、ハイブリッド方式の航空機用エンジンの開発で協力

米GE Aerospaceは2024年6月19日、アメリカ航空宇宙局(NASA)と共同で、ハイブリッド型の電気ターボファンエンジンの実証機を開発中であることを発表した。

このエンジンの構成は、高バイパスの商用ターボファンに電気モーター/発電機を組み込むかたちで、さまざまな運転段階で電力を補完する。バッテリーに依存せずに動作し、エンジンの性能を最適化する。

このエンジンの開発は、NASAのハイブリッド熱効率コア(HyTEC: Hybrid Thermally Efficient Core)プロジェクトと、GE Aerospaceと仏Safran Aircraft Enginesの合弁会社である米CFM Internationalが主導するRISE(Revolutionary Innovation for Sustainable Engines)プログラムの一部である。

RISEプログラムは、オープンファン、コンパクトコア、燃焼器設計、100%持続可能な航空燃料(SAF: Sustainable Aviation Fuel)に対応するエンジンを含む。現在実用化されている最も効率的なエンジンと比較して、燃料効率を20%以上改善し、CO2排出量の20%削減を目標としている。

電気モーター/発電機とパワーエレクトロニクスの初期部品レベル試験は、オハイオ州デイトンにあるGE Aerospaceの施設であるEPISCenterで行われた。この試験により、HyTECターボファンエンジンからの出力抽出が実証された。

GE Aerospaceは、NASAとのもう一つの協力関係として、電動パワートレイン飛行実証(EPFD)プログラムのなかで、メガワット(MW)級の統合型ハイブリッド電気推進システムの成熟を進めている。

EPFDの計画では、米Boeingと共同で改良型SAAB 340B航空機とGE AerospaceのCT7エンジンを使用し、今後10年間にわたってハイブリッド電気システムの地上試験と飛行試験を実施する予定だ。

関連情報

GE Aerospace further advances development of hybrid electric engines with NASA

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