米スタートアップ、35万戸に電力供給できる320MWの地熱発電所を計画

地熱発電技術を手掛ける米Fervo Energyは、2024年6月25日、アメリカ最大級の電力会社の一つである米Southern California Edison(SCE)と、約35万世帯分に相当する総計320MWの電力購入契約(Power Purchase Agreements: PPA)を締結したと発表した。

再生可能エネルギーのなかで近年、地熱発電が注目されている。カリフォルニア州は2021年、天候に左右されない1000MWのゼロエミッション電源の調達を義務付けた。地熱発電は、安定した電力供給能力によって電力網の信頼性向上に貢献できる。

Fervo Energyは、石油/ガス産業の資源開発技術を応用することで、地熱開発のリスクを軽減している。掘削時間を短縮して費用を削減したことで、大規模な地熱開発を可能にした。

同社は、2024年2月発表の初期掘削結果のなかで、ユタ州南西部に建設中の400MWの地熱エネルギープロジェクト「Cape Station」で、掘削時間の短縮とコスト削減の成果を得たと発表した。これにより、地熱発電で世界最大規模となる今回の電力購入契約に至った。

契約期間は15年間で、Fervo Energyは24時間365日、カーボンフリーの地熱電力をSCEに供給する。今回の電力購入契約ではCape Stationの発電施設から送電するが、計画として、出力70MWの第1フェーズは2026年、第2フェーズは2028年に稼働予定だ。

同社は2022年、カリフォルニア州の事業者と、53MWの電力供給の契約を締結した。また、2021年には米Googleと地熱発電の開発契約を締結し、2023年11月にはネバダ州での商用パイロットプロジェクトの稼働を開始した。

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Fervo Energy Announces 320 MW Power Purchase Agreements with Southern California Edison – Fervo Energy

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