Airbusの高速ヘリコプター実証機「Racer」が巡航時速420kmを達成

仏Airbusは2024年7月23日、「European Research Clean Sky 2」プロジェクトの一環として開発した、高速ヘリコプターの実証機「Racer」が、高速巡航速度目標の時速407kmを上回る420kmを達成したと発表した。達成したのは2024年6月21日で、初飛行から2カ月足らずで目標に到達した。

時速400km以上の巡航速度に最適化したRacerは、速度とコスト効率、任務遂行能力の最適なバランスの達成を目指している。仏Safran Helicopter Enginesと共同開発したハイブリッド電気エコモードシステムは、巡航飛行中に2基のエンジンのうち1基を一時停止でき、同重量レベルの従来のヘリコプターと比較して、約20%の燃料消費削減を目標とする。

Airbus HelicoptersのCEOであるBruno Even氏は、「短期間での本成果は、欧州13カ国40社のパートナーが革新技術の集約に尽力した証です」と述べ、次の試験段階ではエコモードの運用に重点を置くと説明した。

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Airbus Racer speeds past 400 km/h | Airbus

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