米Boeing、大型無人潜水艦「Orca」を米海軍に納入

米Boeingが2023年12月20日、大型無人水中車両「Orca」の1台を米海軍に納入したと発表した。

Orcaは、海洋で1万時間以上の運航実績を持つ、長さ約16mの大型無人水中車両「Echo Voyager」を前身として開発された。母船から独立して最大6500海里(約1万2000km)を航行でき、モジュール式の積載スペースを備える。推進方式は、ディーゼルと電気のハイブリッドだ。もともとは水中採掘地でのニーズを受けてBoeingに発注されたが、電子戦や気密情報収集などのさまざまなミッションで活躍が期待されている。同社はOrcaを、変化する環境や係争海域で長時間の任務を遂行できる新しいクラスの自律型潜水艦だとしている。

納入したOrcaは、すでに海軍の協力の下、海面上や海中での操縦を含む数段階の受け入れ試験を実施したという。今回納入した1台に加え、追加で5台が製造/納入される予定だ。

関連情報

News Releases

関連記事

アーカイブ

fabcross
meitec
next
メルマガ登録
ページ上部へ戻る