米空軍、F16戦闘機のヘッドアップディスプレイを入れ替え

イスラエルに本拠を置く、軍事用エレクトロニクス企業Elbit Systemsのアメリカ子会社Elbit Systems of Americaは、米空軍が運用するF16 Block 40/42戦闘機向けの広角ヘッドアップディスプレイ(WACHUD)を納入するための、数量未確定契約を結んだことを2024年11月21日に発表した。

この契約の上限は最大8900万ドル(約139億7900万円)で、すでに初期の納入分として5750万ドル(約90億3100万円)以上を2024年9月に受注しており、2027年9月まで米アラバマ州で納入に向けた作業を続ける。

WACHUDはF16戦闘機の計器盤の上部に設置し、飛行および任務に関する重要な情報を映し出す。パイロットはWACHUDにより、任務の遂行に必要な情報を迅速かつ的確に処理できるようになる。米空軍の一部のF16戦闘機では回折光学式ヘッドアップディスプレイを使用しているが、これを順次、WACHUDに置き換えていく。

Elbit Systems of AmericaのシニアバイスプレジデントであるScott Tumpak氏は「WACHUDへの交換は近代化を意味するだけでなく、米空軍が運用するすべてのF16戦闘機に共通性をもたらし、維持管理がしやすくなるだろう」と説明した。

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ELBIT AMERICA TO PROVIDE MODERNIZED HEAD-UP DISPLAY REPLACEMENT FOR F-16 COMMUNITY

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