- 2025-1-17
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- EA-18G Growler, Raytheon, RTX Corporation, エンジニアリングサポート, オーストラリア空軍(RAAF), 標的攻撃, 次世代中周波帯ジャマーシステム(NGJ-MB), 空母搭載型電子戦機, 米海軍, 追加生産契約, 運動エネルギー兵器, 電子攻撃システム
防衛および航空宇宙事業を展開する米RTX Corporation傘下のRaytheonは2024年12月5日、米海軍から、空母搭載型電子戦機「EA-18G GROWLER」向けの次世代中周波帯ジャマーシステム(NGJ-MB)に関する5億9000万ドル(約919億8000万円)の追加生産契約を受注したと発表した。
NGJ-MBは、敵の標的範囲を縮小し、敵の攻撃プロセスを妨げ、運動エネルギー兵器による標的攻撃を支援するものだ。NGJ-MBにより、海軍は長距離でも効果的に作戦行動を展開し、複数の標的を同時に攻撃することが可能になる。
NGJ-MBはオーストラリア空軍(RAAF)との共同開発および生産プログラムで、米海軍とRAAFは、NGJ-MBをEA-18Gに搭載することで、先進的なレーダーの脅威、通信、データリンク、従来とは異なる無線周波数の脅威への対処能力を強化する予定となっている。
Raytheonの海軍関連部門長Barbara Borgonovi氏は、「NGJ-MBは、統合部隊にとって画期的な電子攻撃システムであり、われわれの海軍戦闘員に重要な戦闘能力をもたらします」と述べた。
契約には、NGJ-MB一式、サポート機器、予備品、臨時のエンジニアリングサポートの提供が含まれる。今回の契約に基づく作業は、2028年までテキサス州、ミシシッピ州、カリフォルニア州、インディアナ州で行われる予定だ。