- 2024-3-5
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- 3Dプリント, Airless Gen1, Wilson, YouTube, エアレス, シリアルナンバー, スポーツ用品, バスケットボール, ポリマー素材, リバウンド(弾み)
スポーツ用品を製造する米Wilsonは、3Dプリント技術で製造する、空気を必要としない「エアレス」のバスケットボールを開発し、限定モデル「Airless Gen1」として発売した。また2024年2月17日、その紹介動画をYouTubeに投稿した。
Airless Gen1バスケットボールの内部は、空気ではなく、3Dプリントで形成された格子状の構造をもったポリマー素材だ。従来のボールの重量、サイズ、リバウンド(弾み)、感触などを再現した結果、バスケットボールの公式球の性能仕様にほぼ合致している。
ボールの外観は、既存のバスケットボールに似せてあり、8枚のパネルが張り合わされたような縫い目がある。ボール表面には、六角形の穴が無数に開いており、通気性がある。カラーは、ジェットブラック(黒)、ナチュラル(白)、ブラウン(茶色)が用意されている。
ボールには、1つずつシリアルナンバーが刻まれている。また付属品として、ケース、スタンド、好みの3文字を入れることができるタグ、そして証明書が含まれる。
WilsonのWebサイトでは、価格は2500ドル(約37万6000円)だ。発注後5~7日で発送するとの説明だが、3月4日現在は売り切れになっている。
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Airless Gen1 Basketball | Wilson’s First Airless Basketball
米Wilson、3Dプリント製のバスケットボールを開発――空気で膨らませる必要がなく、従来のボールのような弾性も再現