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トカマク式核融合炉への連続燃料供給システムを開発――「中国の人工太陽」に導入へ 中国科学院

Image by HOU Jilei

中国科学院が2025年1月8日、トカマク式核融合の燃料供給用に連続極低温ペレット注入システムを開発したと発表した。近く、中国の「人工太陽」と呼ばれる全超伝導トカマク型核融合エネルギー実験装置(EAST)に設置され、プラズマ実験に貢献する予定だという。

今回のシステムで採用した供給方式は、水素同位体ガスを凝縮して固体の氷ペレットにし、これを加速してプラズマに注入するもので、深い粒子入射と高い燃料効率の実現が可能となる。国際熱核融合実験炉(ITER)、中国核融合工学試験炉(CFETR)、欧州の核融合実験炉(EU-DEMO)などの次世代核融合装置にとって重要な燃料供給技術とされている。

中国科学院が開発した新システムでは、1ショットあたり最大12mm3の体積のペレットを発射することができる。発射周波数は1~10Hzの範囲で調整可能となっており、ペレット速度は300m/s以上を達成している。

関連情報

Continuous Cryogenic Pellet Injection System Developed for Tokamak Fueling—-Chinese Academy of Sciences

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