オンライン動画（VOD）とテキストで、PICマイコンやIoT製作の基礎を習得できる「［VOD/KIT/data］8bit PIC/Wi-Fi/Debugger搭載！ミニマムIoTデバイス製作キット」が2025年3月4日、ZEPエンジニアリングから発売された。初心者でも取り組みやすい内容で、実践的なプログラミングスキルを効率良く短期間で学べる。
著者/講師は、マイクロチップ・デザインラボ代表取締役で、計測制御システムコンサルタントの後閑哲也氏。定価は1万9800円（税込/送料無料）で、ZEPエンジニアリングのオンラインストアから購入できる。
教材セットには、スターターキットとプロの技術者による丁寧な解説ビデオや講義テキスト、実習用ソースコードが含まれており、工具不要ですぐに実習を始められる。
スターターキットには、タイマーやPWM、UART、I2C、A-DコンバーターなどPIC16F1シリーズの多彩な周辺モジュールが含まれており、これらを活用して基本から応用までマイコン開発に必要なスキルを段階的に習得できる。プログラム作成にはMPLAB Code Configurator（MCC）Melodyを使用する。直感的なGUIを備えたMelodyは、タイマーやPWMなどのモジュールをシンプルに設定できるため、複雑なコード生成も大幅に低減している。エラーを最小限に抑えながら効率的に開発を進められる点も、特徴となっている。
また、実習用ソースコードには、タイマーと割り込み、シリアル通信、センサーデータの取得と液晶表示器への出力の連携、LED調光制御、パルス出力、Wi-Fi無線通信などがある。
講義動画は150分で、185ページの講義テキストが付いている。講義内容は、MCC Melodyで内蔵周辺モジュールを使い、より高度なプログラムを容易に開発できるようになることを目標としており、Wi-Fi通信によるIoT用エッジデバイスの開発の基礎も習得できる。
対象者として、早くマイコンのスキルを向上させたい開発者やマイコンを使ってIoT機器を作る基本を知りたい人、コード自動生成ツールMelodyの使い方を知りたい人、センサーや液晶表示器を使いたい人などを想定している。
