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米陸軍、M2ブラッドレー歩兵戦闘車の後継XM-30を開発

米陸軍は、現行のM2ブラッドレー歩兵戦闘車の後継としてXM-30機械化歩兵戦闘車を開発する計画を進めていると2025年1月23日に発表した。

M2ブラッドレーは1981年の導入以来、戦場での歩兵の輸送や火力支援、敵戦闘車両への攻撃などを担ってきたが、新しいエレクトロニクスや装甲、防御システムなどを搭載するには技術的な限界を迎えている。

M2ブラッドレーに代わる新しい有人オプション付きの歩兵戦闘車(OMFV)は、乗員が載っていないときは遠隔操作による無人操作ができる車両となる。2023年6月に初期のデジタル設計フェーズが完了すると、米陸軍はOMFVを「XM-30」機械化歩兵戦闘車と仮の制式名を付けた。

XM-30は有人/無人運用の双方が可能で、兵士を有利な位置へと運び、近接戦闘を行うことができる。また、兵種を統合した任務の遂行中に決定的な火力を提供するだけでなく、機動ロボットや半自律型システムの制御も想定している。

米陸軍はXM-30を設計、試作、テスト、生産するために5段階のフェーズを設定しており、米国の軍用車両メーカーであるGeneral Dynamics Land SystemsとAmerican Rheinmetall Vehiclesがプロトタイプを製造する。プロトタイプのテストや評価を経て、最初のXM-30を実戦に配備するのは2029年度となる予定だ。

関連情報

The Army’s XM-30 Mechanized Infantry Combat Vehicle

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