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小型ロボを動かせるか――人体で発電する「Human Battery」にYouTuberが挑戦

Basically Homeless/YouTube

海外のYouTubeチャンネル「Basically Homeless」が、人間の身体で発電するというSFのようなコンセプトに挑戦する動画「I Turned Myself Into a Human Battery」を公開した。これまでに48万回以上再生されている。

発電するため、正方形の装置をボディスーツに複数貼り付けた。装置の内側には半導体が挟み込まれており、人体の熱と冷たい外気温による温度差発電を利用する仕組みだ。温度差が激しいほど発電量が多くなるため、Basically Homelessは外気温が低くなる午前4時ごろ、筋トレ、飲酒、カプサイシンの摂取など、体温を高めようと試みた。しかし、十分な発電量には至らず、軽量小型ロボットを動かすという目標には達しなかった。時間が経つにつれて、肌の表面温度が外気温に近づくなど、温度差が少なくなることが原因だと思われる。

そこで、思いついたのが短い「パルス」を発生させる方法だ。ボディスーツから装置を取り外して地面に置くと、そこに直接うつぶせになった。これにより、1回当たり1Wの発電を実現し、ついにロボットを動かすことに成功した。

当初予定していたボディスーツではなくなったものの、身体の熱でロボットに給電する「Human Battery」になったと言えるかもしれない。

関連情報

I Turned Myself Into a Human Battery – YouTube

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