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世界最大の「発電する窓」、試作生産ラインを整備完了 米NEXT Energy Technologies

有機薄膜太陽電池(organic photovoltaic:OPV)を手掛ける米NEXT Energy Technologiesは2025年2月11日、約1016×1524mmにもなる透明な「発電する窓」の試作生産ラインを整備完了したと発表した。同社は2024年半ばごろには約686×889mmの発電する窓を同社オフィスに展示していた。同社によると、今回の約1016×1524mmというサイズは、透明なOPV窓として世界最大だという。

同社は試作生産から量産へ移行する取り組みに着手し、電力網に接続するために安全性と性能を認証するUL規格の取得も進めている。

試作生産には、同社独自の自動スロットダイコーティング製造技術を採用している。試作生産の目処が立ったことで、「約1524×3048mmの商用生産を実現する道筋について確信を持てた」と同社CEOのDaniel Emmett氏はコメントしている。

OPV窓を導入することで、一般的な商業ビルではエネルギー負荷の20~25%を補えるという。さらにOPV窓は赤外線を吸収して変換するため、建物の暖房/換気/空調(HVAC)需要も軽減できる。

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NEXT Energy Technologies Produces the World’s Largest Fully Transparent Organic PV Window

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