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電子スピンで情報を伝達――酸化鉄を使って情報を超高速で伝達するマグノンスピントロニクス
コンピューターシステムにおいて、電流から生じる熱(ジュール熱)は極めて大きな問題だが、独マインツ大学は、錆の主成分である反強磁性酸化鉄が、この問題を解決するための有望な材料であることを明らかにした。 電子機器の発熱…詳細を見る -
単層グラフェンを使って、室温でのテラヘルツの高次高調波発生に成功――超高速作動エレクトロニクスの開発へ期待
独ヘルムホルツセンタードレスデン-ローゼンドルフ研究所(Helmholtz Zentrum Dresden-Rossendorf、HZDR)とデュースブルグエッセン大学(UDE)の研究チームは、マックスプランク高分子研究…詳細を見る -
人生にはベスト3が集中する”絶好調な時期”が存在した――成功者の90%が経験、アインシュタインなら「奇跡の年」
成功した人には、キャリアのベスト3が集中して起きる絶好調な時期があった――。米ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院のDashun Wang准教授が、そのように分析した研究成果を発表した。 例えば、アルベルト・アイ…詳細を見る -
ケンブリッジ大、ハイレート型リチウムイオンバッテリー用の新電極材料を開発
英国ケンブリッジ大学の研究チームが、従来よりも急速充放電が可能なハイレート型リチウムイオンバッテリーを実現する新材料を発表した。ニオブ・タングステン酸化物を電極に使用し、リチウムイオンが一般的な材料よりも速い速度で移動す…詳細を見る -
機械的な応力だけで化学反応を誘発する「メカノケミストリー」を実証
米国SLAC国立加速器研究所とスタンフォード大学の共同研究チームが、超高圧を発生できるダイヤモンドアンビルセル(DAC)と、等方的な圧縮を分子レベルで異方性ひずみに変換できる「分子アンビル」を用い、Cu-Sクラスターから…詳細を見る -
弾丸も貫通しない木材――スチールに匹敵する高強度「スーパーウッド」を開発
米メリーランド大学の研究チームは、木材の強度と硬度を10倍以上高め、スチールやチタン合金にも匹敵する強靱な天然素材を作り出す方法を開発した。カーボンファイバーに比べても遜色なく、極めて安価だという。 メリーランド大…詳細を見る -
デンキウナギがヒント――将来のインプラントデバイスに応用できる生体適合パワーセル
アメリカとスイスの大学の共同研究チームが、デンキウナギからヒントを得て、100V以上の電圧を出力可能な、柔軟で透明なパワーセルを考案した。4種類のハイドロゲルから構成され、生体適合性を有することから、インプラント型のヘル…詳細を見る -
遺伝子治療に光明か――米大学、遺伝子欠陥の効果的な修復方法を発見
ヒトの受精卵の段階で遺伝子を修復し、遺伝性疾患の出現を防止できる手法が、オレゴン健康科学大学(OHSU)の研究チームにより初めて成功となった。出生時につきまとう遺伝病への不安から人類を解放する可能性がある画期的な研究成果…詳細を見る -
”光を放つ鉄”を開発――ルテニウムの代替に? 発光時間は100ピコ秒だが「十分な時間」
スウェーデンのルンド大学は2017年3月30日、光を放つ鉄ベースの分子を作製することに初めて成功したと発表した。太陽電池や光源、ディスプレイなどに利用できる素材の開発につながる可能性があり、鉄ベースであることから低価格で…詳細を見る -
日本古来の「切り紙」を応用。シートからハニカム構造を作り出せるメタマテリアル
イギリスのブリストル大学が、日本古来の「切り紙」の技法を使い、わずかな幾何学形状の変更で機械的特性を大きく変えられるメカニカル・メタマテリアルに関する論文を発表した。 メタマテリアルは、微細構造によって自然界に存在…詳細を見る