Siemens Energy、100%水素ガスを使った産業用ガスタービンの運転に成功

Siemens Energyは2023年10月13日、フランスにてHYFLEXPOWERコンソーシアムが、100%再生可能な水素ガスでのガスタービン運転に成功したと発表した。

2022年に実施された最初の試験で、すでに水素含有量30%の混合ガスでの運転に成功していたが、今回の試験では、同社が開発した乾式低排出ガス技術を備えた最先端の産業用ガスタービン「SGT-400」で、天然ガスや水素との混合ガスだけでなく、最大100%の水素ガスで運転できることを証明した。水素は施設内の1MW電解槽で製造され、約1トンのタンクに貯蔵されている。

次は運用を、産業用熱生成やほかの運用モードにまで拡張することが目標だ。また、脱炭素発電をスケールアップおよび商業化する方法も検討するという。

HYFLEXPOWERコンソーシアムは同社主導で、ENGIE、Centrax、Arttic、ドイツ航空宇宙センター(DLR)、およびヨーロッパの4つの大学が参画している。プロジェクトの有望性に基づき、追加メンバーを含めてコンソーシアムを拡大していく予定だという。

関連情報

HYFLEXPOWER consortium successfully operates a gas turbine with 100 percent renewable hydrogen, a world first

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