- 2024-8-21
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- Design and Control of a Bipedal Robotic Character(二足歩行ロボットキャラクターの設計と制御), Disney Research, アニメーションエンジン, アニメーションソース, エンターテインメントロボティクス, ショーパフォーマンス, ロボットキャラクター, 不整地, 二足歩行ロボット, 制御アーキテクチャ, 強化学習ベース, 技術論文
Disney Researchは2024年7月15日、「Design and Control of a Bipedal Robotic Character(二足歩行ロボットキャラクターの設計と制御)」と題した技術論文と関連動画を公式サイトで公開した。
同論文によると、二足歩行ロボットは、歩行困難な不整地でも歩き回れることに成果を上げてきたが、エンターテインメント向けの二足歩行ロボットの設計と制御は、人間の観客にアピールするという新たな課題に直面している。
この研究では、表現力豊かなアーティストの指導に基づいた動作と、堅牢でダイナミックな可動性を統合することを狙いとし、研究成果として、キャラクターを重視して設計された新しい二足歩行ロボットを発表した。そして命令信号に対応して芸術的な動きを安定して実行するための、強化学習ベースの制御アーキテクチャを紹介している。ランタイム時には、これらの命令信号は複数のアニメーションソースを組み合わせて合成するアニメーションエンジンによって生成される。そして、直感的な操作インターフェースにより、ロボットを使ったリアルタイムのショーパフォーマンスが可能になる。
この完全なシステムにより、あたかも本物のように振る舞うロボットキャラクターが生まれ、エンターテインメントロボティクスにとどまらず、さまざまな場面で人間とロボットの関わりを高める道が開かれる。
関連情報
Design and Control of a Bipedal Robotic Character – Disney Research