米海軍、3Dプリンターを活用した固体ロケットモーターの設計/製造ソリューションに出資

ロケット推進装置開発を手掛ける米Ursa Majorが2024年9月18日、固体ロケットモーター(SRM)の設計/製造における新しいソリューション「Lynx」の確立に向け、米海軍と1250万ドル(約18億6900万円)の出資契約を結んだと発表した。同社は米海軍と同額を出資し、合計の投資金額は2500万ドル(約37億3900万)となる。

従来のSRMプロバイダーは、増強に費用がかかり、設備を一新しづらい上、運用には多大な労働力を必要とする生産ラインに依存している。Lynxは、3Dプリンターを活用して複数のモーターを製造することで課題を解決し、より迅速で安価な製造手法でアメリカでのSRM不足を解決するという。今回の投資は、海軍向けSRM試作機の設計と製造、試験のための先駆的プログラムの完了を目的としている。

同社のCEOであるDan Jablonsky氏は、「Ursa Majorはアメリカの推進力開発で使用される製造手法に革命を起こし、防衛分野の顧客向けに生産の柔軟性と製造の拡張性を強化します」と説明した。

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