- 2025-2-28
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- Eagle, GNSS(全球測位衛星システム), Landing Zones Canada, シームレス, ステルス, ホバリング, 人間介在型(man-in-the-loop型), 先進ペイロード輸送システム(APDS), 可変翼プロファイル, 自律型, 高高度気球発射型ドローン
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CNW Group/Landing Zones Canada Inc.
航空宇宙および防衛技術を開発するカナダのLanding Zones Canadaは2025年1月24日、ステルス性を備えた高高度気球発射型ドローン「Eagle」を発表した。
Eagleは、高性能と低探知性を追求してステルス特性を備えた、気球発射型の「先進ペイロード輸送システム(Advanced Payload Delivery System: APDS)」だ。Eagleの運用形態は、完全な自律型から操縦者などを必要とする人間介在型(man-in-the-loop型)まで幅広く、軍事作戦に柔軟に対応する。
Eagleの飛行機能は、可変翼プロファイルという特徴を持つ。この機能により、超音速から低空でのホバリング速度までをシームレスに移行でき、多様なミッション要件に対して性能を最適化できる。
また、実運用の厳しい条件下での堅牢性と適応性を実証済みだ。性能や耐久性を追求した結果、成層圏に到達して何百マイルも先の目標地点において、戦略、運用、戦術レベルで効果を正確に発揮すると同社はアピールしている。
Landing Zones Canadaの創設者兼CEOのSpence Fraser氏はコメントで、可変翼プロファイルによる幅広い速度への対応、多様なペイロードの収容能力、GNSS(全球測位衛星システム)が競合する環境でも性能を発揮するEagleは、世界の軍事作戦を変革するとの期待を述べた。
同社は今後、防衛分野の専門家や政策立案者、メディアを招き、現在の複雑なセキュリティ環境のもとで、Eagleが運用能力をどのように向上できるかを検討していく。