ST、フラッシュを2M、SRAMを512kに強化したCortex-M7ベースマイコンの新製品を発表

STマイクロエレクトロニクスは2016年1月21日、ARM Cortex-M7ベースのマイコン「STM32F7シリーズ」の新製品「STM32F767/769」を発表した。

従来製品よりメモリ容量を増やし、フラッシュメモリが最大2Mバイトへ、SRAM容量が320kバイトから512kバイトへそれぞれ増加した。STM32F7シリーズは従来より「Chrom-ART Accelerator」という独自のグラフィック回路を搭載しており、今回のメモリ容量増でグラフィック処理性能が向上したとしている。

STM32F767とSTM32F769は、前者はMIPI-DSIインタフェースを搭載せず、後者は搭載している等の違いがあり、それぞれ機能が異なるという。

民生用のポータブルデバイスやウエアラブルデバイス、スマートビルディングや産業用コントローラ、またパーソナル医療機器向けを想定している。現在はサンプル出荷中で、量産開始は2016年5月を予定している。価格は1万個発注時でSTM32F779NIH6(フラッシュメモリ2Mバイト、SRAM512k)が10.95ドル~、STM32F767VGT6(フラッシュメモリ1Mバイト、SRAM512k)が7.69ドル~となっている。

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