直列2気筒・688cm3エンジンを搭載したアドベンチャーモデルのオフロードバイクを発売 ヤマハ発動機

「Ténéré700 ABS」(ボディカラー:マットダークグレー)

ヤマハ発動機は2020年3月11日、水冷、4ストローク、DOHC、直列2気筒、270度クランク688cm3エンジンを軽量ボディに搭載したアドベンチャーモデル「Ténéré700 ABS」を6月5日に発売すると発表した。オフロードの走破性と、ツーリングでのユーティリティ性を高次元で両立している。メーカー希望小売価格は126万5000円(税込)だ。

Ténéré700 ABSは、コンセプトにTop of Adventure Ténéréを掲げ、軽量化にこだわって開発。乗車姿勢自由度の高い車体、耐久性や整備性の高さ、荷物積載時の高い適応力などのオフロードの走破性と、ツーリングでのユーティリティ性を両立している。車両重量は205kgである。

快適性、トルクフル、軽量を特徴に持つ直列2気筒エンジンを搭載。クロスプレーン・コンセプトに基づき開発された水冷、DOHC、直列2気筒、4バルブ、270度クランク・フューエルインジェクション搭載エンジンは、80.0×68.5mmのボアストローク、11.5:1の圧縮比から最高出力を9000r/minで、最大トルクを6500r/minで発揮する。

豊かな低中速トルクと伸びやかな高回転をあわせ持ち、ギアレシオ、2次減速比最適化との相乗効果により、オフロードでのファンライディングとオンロードでの扱いやすさを両立する。また、新エアクリーナーボックス、コンパクト設計の排気系、新作ラジエターファン&グリルなどを採用している。

高張力鋼管のフレームは、新設計のダブルクレードルタイプを採用。強度に優れ、軽量でコンパクトなエンジンが持つポテンシャルを活かし、オフでの走破性に必要な剛性バランスと軽量化を果たした。フレームと一体設計されたリアフレームは、アルミの重力鋳造パーツを使用し、軽量で良好な剛性バランスを提供するだけでなく、アクセサリーを装着しやすい。

また、新設計リンク式モノクロスサスペンションを採用。減衰特性とバネ定数、リンクレシオを最適化しており、一般路での快適な乗り味とハードな走行での粘り強い特性を両立している。プリロード、圧減衰、伸減衰の調整ができるという。

さらに、オン、オフの切替えができるABSを標準装備し、前後バランスに優れたブレーキを搭載。282mm径の軽量ウェーブディスクをダブルでフロントに装着し、ブレンボ製の2ポットキャリパーを組み合わせている。ブレーキレバーは、5段階調整に対応。リアは、245mm径の軽量ウェーブディスクに1ポットキャリパーを組み合わせている。ブレーキペダル位置の微調整に対応する他、初期タッチ、制動力、コントロール性、リリース特性に優れているという。

その他、オフロード走破性を徹底的に追求した吸気、排気系を搭載。フラットシートとタンクとのバランスを調整し、自由なライディングポジションを取りやすくしている。

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