- 2020-11-24
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- 5.9リッターV型8気筒ツインターボエンジン, SSC North America, Tuatara(トゥアタラ), ハイパーカー
米自動車メーカー「SSC North America」は2020年10月19日、同社のハイパーカー「Tuatara(トゥアタラ)」が最高時速331マイル(時速約533km)を達成し、世界最速の量産車となったと発表した。
Tuataraは、SSCが2020年2月7日に発表した5.9リッターエンジンをミッドシップに搭載するハイパーカー。ボディはカーボンファイバー製で、車体重量は2750ポンド(約1247kg)。搭載する5.9リッターV型8気筒ツインターボエンジンは、最高1750馬力を出す。
Tuataraは、ネバダ州ラスベガス郊外のハイウェイ160号線上の7マイル(約11km)の区間を使って往復走行し、時速301.07マイル(484.53km)と時速331.15マイル(532.93km)の速度を記録した。公式の最高速度は時速331マイルではなく時速316.11マイル(508.73km)で、この2つの速度の平均値をとったものだ。これは、一方向のみの走行では、道路の勾配と風が有利に働く可能性を考慮してのことだ。
SSC North Americaは、1998年にワシントン州リッチランドで創業。社員わずか24名の小さな会社だが、Tuataraを年間20台、合計100台生産する計画と伝えられている。
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