自分の自転車を電動化できる――イギリス発「Universal eBike Conversion Kit」

電動アシスト自転車は欲しいが、今の愛着ある自転車も捨てがたい、という人にぴったりなキットがイギリスで売られている。ロンドンに拠点を置くSwytch Technologyの「Universal eBike Conversion Kit」は、ハブモーター付きフロントホイール、パワーパックおよびペダルセンサーのセットで、これを使って自分の自転車をレトロフィットし、eBikeにできる。

レトロフィットの手順は、まず自転車の前輪を取り外し、タイヤとチューブをキットのホイールにセットして自転車に取り付ける。次に、ペダルセンサーをペダルの軸に、パワーパックをハンドルバーに取り付けて結線すればeBike化は完了だ。作業に自信がない場合は、事前予約すればテレビ電話で指導を受けることができる。また、フロントホイールのサイズは、オーダー時に連絡すればよい。スポークとリムは一般的な36×12gに対応する。

eBike化された自転車に乗ってペダルを踏むと、センサーがペダルの回転を検知しパワーパックに伝達、パワーパックから出力250Wのハブモーターに電力が供給され、パワーアシストする。アシストレベルはパワーパックのボタンで設定できる。パワーパックには250Whの「PRO」と180Whの「ECO」の2種類があり、航続距離はPROの場合、平均出力125Wで50km。最高速度もパワーパック上のボタンで設定でき、最高速度は時速32kmだ。

日本でも人気の出そうなeBike Conversion Kitだが、今のところ、このキットでeBike化された自転車の電動アシスト機能を使って日本の公道を走ることは出来ない。日本向けの製品が開発されることを期待したい。

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Universal eBike Conversion Kit

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