- 2022-7-28
- 機械系, 製品ニュース
- Fluke 15B MAX & 17B MAX, Input, Input Alert, テクトロニクス&フルーク フルーク, テスト・リード, デジタルマルチメーター, フルーク, 熱電対プローブ
テクトロニクス&フルーク フルークは2022年7月27日、業務ユーザーから個人ユーザーまで幅広くカバーするデジタルマルチメーター「Fluke 15B MAX & 17B MAX」6タイプの販売を2022年7月22日より開始したと発表した。安全性/正確性/耐久性/操作性/測定性能/機能をアップグレードしている。
Fluke 15B MAX & 17B MAXは、Input Alertを搭載。テスト・リードの接続と回転スイッチの機能選択の不一致を検知すると、可聴(アラーム音)と可視(LEDの点灯)で自動的に警告する。接続や測定機能を使用者が適切に設定し直すことで、本体のヒューズ切れを防止。測定器本体を保護し、安全性を確保する。
テスト・リードは、先端径2mmのPVC絶縁テスト・リードに加え、標準で先端径1mmの細いタイプも用意。先端径が細く、微細な回路基板上の測定箇所へのアプローチや、狭いスペースでの測定が正確にできる。
テスト・リードは、測定カテゴリーCATIII600Vで、1000V/10A測定の安全性要件をクリア。テスト・リード自体がスリム化しても、先端チップの丈夫さは変わっておらず、耐久性の確保に加え、手に馴染みやすくするためにグリップを強化しており、質感も保っている。また、キャップが付属。鋭い先端をカバーでき、測定時のケガやトラブルを回避、予防できる。先端カバー用のキャップは、測定中はリードにクリップできるため、キャップの紛失を防止できる。
また、効率的な「ワン・キー起動」を装備。任意のキーを1つ押すだけで、スリープモードの状態から起動状態になるため、いったんスリープモードにしても次の測定箇所で即座に起動でき、タイムロスを低減できる。さらに、スリープモードになる前に、回転スイッチで選択されていた機能の初期状態で再起動するため、効率アップにつながる。
測定カテゴリーは、CATIII600Vで、2000μFまでの静電容量測定に対応。LCDディスプレイでは、6000カウント(更新3回/s)の電圧を測定できる。17B MAXでは、Kタイプの熱電対によって、50.0~400.0℃、0~50.0℃、-55.0~0℃のレンジで、分解能0.1℃の温度測定にも対応。さらに17B MAXには、10Hz~100kHzの範囲(レンジは50.00Hz、500.0Hz、5.000kHz、50.00kHz、100.0kHz)で周波数測定をする機能も搭載する。
ラインアップは、先端1mmのテスト・リードと2mmのPVC絶縁テスト・リード、Kタイプの熱電対プローブ(17B MAXのみ対応)の組み合わせで、15B MAX、17B MAX合わせて6タイプ。単3乾電池2本、安全に関する情報が標準で付属する。「磁石式の吊り上げキットTPAK」にも対応する。