- 2022-10-19
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- HondaJet, HondaJet Elite II, Honda(本田技研工業), グランドスポイラー, ジェット機, ホンダエアクラフトカンパニー, 自動化技術, 航空機, 飛行機
Honda(本田技研工業)の航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニーは2022年10月18日、小型ビジネスジェット機「HondaJet」の最新型「HondaJet Elite II」を発表した。
同機は、燃料タンクが拡張したほか最大離陸重量が増加しており、航続距離が従来機より204km長い2865km(1547ノーティカルマイル)となった。また、着陸後の減速に用いるグランドスポイラーを主翼に搭載しており、着陸する際の機体ハンドリングや安定性が向上している。
さらに、新たな自動化技術として、オートスロットル機能を2023年前半に、緊急着陸装置を2023年後半にそれぞれ導入する。
外観デザインでは、特別色の「Black Edition」を新たに設定した。また、内装にはグレー基調の「スチール」とベージュ基調の「オニキス」をデザインに加えている。コックピットには羊毛シートカバーを採用した。
機内通路の床材では、既存のカーペットに加えて木目調のデザインが選択可能となった。加えて、機内壁の遮音材を刷新しており、機内に流入する風切り音を低減している。
その他では、スタビライズドアプローチ(着陸する滑走路への進入角を一定とし、飛行速度や着陸形態を適正化した状態)をサポートすべく、アビオニクスシステムを改善した。
最大離陸重量は5035kg(1万1100ポンド)。オプションでは、コックピット座席スペースを拡大することも可能となっている。