自動車向けチップフェライトビーズの新製品を商品化――広帯域でのノイズ低減と大電流対応を両立 村田製作所

村田製作所は2022年11月8日、自動車向けチップフェライトビーズ「BLM21HE」シリーズを商品化したと発表した。100MHz〜1GHz帯と広帯域のノイズを抑えたほか、最大2.3Aの電流にも対応している。2022年11月より量産開始する。

ノイズ対策部品の開発で培った材料および構造設計を用いたほか、内部電極を最適化することで、広帯域のノイズ低減と大電流への対応を両立した。

V2X(Vehicle to Everything)を含めたADAS(先進運転支援システム)などでの制御システム、wBMS(ワイヤレスバッテリマネジメントシステム)などの車載電源回路、民生用途の電源回路などでの用途に適する。

サイズは2.0×1.25×1.25mm。直流抵抗値は製品によって異なるが、0.055hm以下〜0.7hm以下に抑えた。抵抗減により発熱を抑制することで、消費電力の低減に寄与する。

ラインアップは民生用途とパワートレイン用途に分かれており、最高使用温度は125℃(パワートレイン用途の一部は150℃)。パワートレイン用途の製品は、車載向け電子部品の信頼性規格「AEC-Q200」に準拠した。

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