韓国のSamsung、マイクロプラスチックを54%削減する洗濯機技術を発表

source : Samsung Electronics Co., Ltd.

韓国のSamsung Electronicsは2023年1月5日、持続可能な生活につながる新技術を、コンシューマーエレクトロニクスの展示会「CES 2023」に合わせて公開した。この記事は、環境を意識した技術をもつ洗濯機や、人工知能(AI)による節電やネットゼロ住宅を紹介している。

同社は、アウトドア用品を販売する米Patagoniaと1年以上にわたり協働して、洗濯中に排出されるマイクロプラスチックが海洋を汚染するという問題に取り組んだ。その成果として「Less Microfiber Cycle」というフィルターを発表した。

Less Microfiber Cycleの特徴は、マイクロプラスチックの排出量を最大54%削減する点にある。同社はこの種の製品を「ランドリーイノベーション」と呼んでおり、環境に有害な物質の排出を消費者の手で簡単に削減できる手段を提供する。

同製品はヨーロッパですでに販売中で、韓国では2023年2月から、アメリカでも間もなく発売予定だ。同製品のフィルターは単体でも購入できるうえ、他社の洗濯機にも装着できる。

同社は他にも、家庭内の各種家電を対象にした、エネルギーシステムソリューション「SmartThings Energy」を発表している。これは、同ソリューションと互換性のある電気製品を一元管理して、冷蔵庫で最大15%、エアコンで最大20%、洗濯機で最大35%の節電を達成する。

関連情報

Samsung Takes Sustainable Living to the Next Level at CES 2023 – Samsung Global Newsroom

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